こんにちは、かあちゃんです。
自分が発達グレーかもって思った事ありませんか?
私はあります。診断は出ていませんが、多分そうなんじゃないかなと思います。
私の兄は発達障害の診断が出ていますし、母もその特徴があります。
そんなあなたが勤務する会社、いわゆるブラック企業じゃないですか?
大人の発達グレー×ブラック企業というのは、非常に相性が悪いのですぐにでも辞めた方がいいです。
かくいう私も、20代半ば~後半までをブラック企業に勤務して、大変な事になりました。
最後は精神を病みかけて退職しましたが、辞めたら「なんだ、もっと早く辞めればよかった」と
思いました。普通の人でも、ブラック企業って耐えられないのだからコミュニケーションに難がある発達グレーが耐えられるわけないですよね。
今あの頃を振り返って、どういう事が起きていたのか考えてみました。
【前提条件】
私は当時ある雑貨メーカーで社内デザイナーとして勤務していました。デザイン部署は十数人の女所帯。営業は全部男性で、雑貨の担当ブランドによって1人の営業と3~4人のデザイナーという構成でした。担当のブランドの他にも、突発的に入るOEM製品のデザインなどが常時発生し、1人のデザイナーは常に20商品程を抱えている状態でした。(←ここブラック企業ポイント)
【何が私を混乱させていたか?】
1.常時20商品程のデザインと生産管理(工場への指示)を同時進行で行わなければならなかった
2.営業が無理な納期で仕事を取ってくる事が多かった
3.女十数人も集まると、人間関係も難しく、発達グレーなので女同士の暗黙知がわからず浮いていた
4.朝9時~夜22時半と勤務時間が長く、常に急ぎの仕事のため疲れ果てていた
5.先輩や上司に口頭で教えてもらった事が、メモを取ってるにも関わらず頭に入らず指示通りにできなかった。
6.社内で当たり前(普通に考えてたらこうするよね的)な事を理解出来ておらず、頓珍漢な事をする事があり怒られて落ち込みまくっていた。
7.勝手に動くと怒られるので、いちいち確認を取っていたら「そんなの聞くまでもないでしょ」という事を言われて、動けなくなっていった。
8.現旦那との同棲が始まり、家が遠くなってしまったので通勤が片道2時間かかるようになってしまい余計に疲れ果てていた。
特に、5,6,7あたりは発達グレーあるあるだと思います。
口頭で指示されている時私の中で何が起きているかというと、
話の内容ではなく「相手から自分がどう思われているか」に集中してしまうのです。
変な人だと思われたくない…等。
<例:打ち合わせの時の心の声>
目を見た方が聞いてるように見えるかも、目を見よう。あっ目が合いすぎて不自然!あ~緊張して瞬きが多くなってる、変な人だと思われないかな。あれ?〇〇さんてまつ毛長!…そういえばこの人ってどんな生活してるんだろう。全然タイプじゃないけど、変な人だとは思われたくない…。
営業「何か不明点ありますか?」
私「あ、はい。大丈夫です。」
・・・・・チーン。
メモは取っていましたが、上記の様なことを頭の中が回っているので(自意識過剰)、話も半分くらいしか理解できておらず、後で分からなくなり聞きに行くという事をしていました。
また、思い込みも多くて
普通に分からなければハッキリと確認を取ればいいのに、
「〇〇さんは、また「後でいい」と言ってたけど、後でって明日ぐらいかな?」⇒今日中だった
「中国工場には連休前に依頼しているから、連休前にはサンプルが来るだろう」⇒連休後になった
「生地の発注量はこの方程式でいくと、これくらいかな⇒自分だけのチェックで発注」⇒計算が違って足りなくなった
「営業の〇〇さんが今別件ですごく激怒してる、でも今すぐ確認したい事があるけど…えい、行っちゃえ!」⇒完全にタイミングを読めずに頓珍漢な質問をして、怒りのとばっちりを食う。
など、思い出せばゾッとするほどの色んな事をしていたわけです。
そして極度の疲労と、精神的ダメージで鬱状態という診断が出た私は会社を辞めました。
ブラック企業を辞めた発達グレーの私が今思う事。
・常に急がないといけない職場が合っていなかった(パニックになりやすい環境)
・女の暗黙知が分からないのに女所帯に身を置いてしまった
・口頭指示が理解できなかった
・通勤が往復4時間(座れない)、睡眠時間毎日5~6時間、家事全部自分で疲労がMAX
・家に着くのが23時~24時とかざらで、郊外だったのでテイクアウト店も閉まってて、頼みの綱の24時間スーパーの総菜弁当も売り切れ。ひどい時にはコンビの弁当も品薄。栄養不足。
何でこんな環境で過ごしていたのか、今思えばお金が無かったからなんですよね。
辞めたらお給料が無くなって生活できなくなると思って我慢してました。
けどその後、失業保険をもらいながら家の近くの会社に勤務しだしたら
生活が180°変わりました。(給料は少し減ったけど)
・業界的に、年3回位しか急ぎの仕事が無い。
・スケジュールをきっちり出してくれて、余裕を持って依頼してくれる。
・紙ベースで企画を教えてくれる(←これにホントに救われました)
・分からない事は何度質問しても、全然OK!
・男女比が真逆(圧倒的に男性が多い)
・少ない女性なので皆優しい
・仕事量も余裕なので、早く帰れるし買い物も全然間に合う
・間違っても私が悪いのではなく、伝え方が悪かったねとまず言ってくれる(私が悪いのだが)
・暇な時は好きな事をしてていい
・差し入れが多い
・大部屋で大人数で働くのではなく、隔離された部屋で一人で仕事に集中できる
え、会社や業界が違えばこんなに労働環境って違うんだ!!という衝撃でした。
そのおかげでメンタルも回復。また、社内的にデザインできる人=神 みたいな扱いを
して頂けて、自分の仕事にも自信を持つことができました。
ですから、もし今発達グレーっぽくてブラック企業にいて悩んでいる人は転職をお勧めします。
その場合、「職種」で選ぶ事はもちろんですが、最も重要なのは「業界」です。
発達グレーの人が活きる業界というのが必ずあると思います。
諦めず、チャレンジしてみてください。
30代の終わりに子供を高齢出産し、
只今3歳の息子と夫と暮らし毎日時間に追われながら、在宅ワークで稼いでいます。
このブログはそんな私の息抜きに書いているものです。
自分の考えも描いていきますが、一個人的意見ですので誰を批判・否定するものでもありません。
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